白内障は、「光をまぶしく感じる」、「視界がかすむ」などの症状があらわれる目の病気です。

ここでは当院で受けられる白内障の手術について、手術当日の流れや術後の過ごし方などを紹介します。

 

白内障手術とは

白内障とは主に加齢によって起こる目の病気で、水晶体と呼ばれる部分が白く濁ることにより「目がぼやける」、「視力が低下する」などの症状があらわれます。

 

白内障治療の基本は手術です。

白内障手術は、白く濁った水晶体を手術で取り除き、透明な人工のレンズを挿入する治療方法です。

 

<白内障の日帰り手術と入院手術>

当院では白内障の日帰り手術をしています。

日帰り手術ができる人の主な条件は、「通院が可能な方」、「ご家族の協力がえられる方」、「重篤な合併症がない方」です。

 

当院の白内障手術の流れ

ここでは当院の白内障手術について、手術当日の流れを紹介します。

 

1.手術当日の受診

指定のお時間に当院までお越しください。

手術に関する手続きをした後に、当日のスケジュールをお伝えいたします。

手術当日に体調が悪くなった方は、お気軽にご相談ください。

(※ご本人の運転による車での来院はできません。)

 

2.手術準備|点眼薬、各種検査

散瞳薬と抗炎症薬の目薬を投与します。

血圧測定などの手術に必要な各種検査をして、当日の体調などを確認いたします。

 

3.手術

超音波装置を使って白く濁った水晶体を破壊した後に、人工のレンズを挿入します。

※個人差はありますが、約10分で終了します。(※消毒などの準備時間を含む)

 

4.術後

手術部位に眼軟膏を使用した後、眼帯と保護メガネを装着してから、手術後は院内で20から30分は座ったままで安静に過ごしましょう。

徒歩や車でお気をつけてお帰りください。

 

翌日の診察まで眼帯は取らないでください。

術後の過ごし方について、ご不明な点があるときにはお気軽にお尋ねください。

 

白内障手術後の過ごし方

白内障の手術後は、目に負担がかからない生活を心がけましょう。

ここでは日常生活における注意点を紹介します。

 

運転

眼帯をつけたまま運転するのは止めましょう。

手術後の視力を回復するタイミングには個人差があります。

医師の許可が出てから運転するようにしましょう。

 

食事

手術後1~2時間は安静にしてから、食事をしましょう。

普段と同じ食事ができます。

 

入浴

手術の翌日には短時間のシャワーが可能です。

ただし目に水が入らないように、首から下の部分だけ洗いましょう。

シャンプーの使用は4日ほど控えてください。

 

どうしても洗髪したいときには、美容院などを利用してください。

そのときは目に水が入らないように注意しましょう。

 

洗顔

手術後1週間は洗顔を控えてください。

1週間が経過しても、洗顔時には目を強く圧迫するのは避けましょう。

 

また水や石鹸が目に入らないように注意するのも大切です。

とくに汚れが気になるときには、タオルなどを利用して気になる部分だけ拭き取るのもよいでしょう。

 

運動

運動をすると、傷口が開いてしまうかもしれません。

軽い運動は手術後1週間、激しい運動は最低でも1か月は控えてください。

 

睡眠

睡眠中は、無意識に手で患部を触ってしまう恐れがあります。

手術後2週間は、保護眼帯や保護メガネを着用してください。

 

家事

軽めの作業であれば、手術翌日からできます。

ただし「重い物をもつ」、「ホコリの多い場所で作業する」のは避けてください。

 

白内障手術の料金

保険診療のため、現在加入中の保険によって自己負担額が異なります。

※下記の金額は目安です。

具体的な金額については、受付でお尋ねください。

1割負担の方片眼約20,000円
2割負担の方片眼約40,000円
3割負担の方片眼約60,000円

 

白内障の日帰り手術なら、「はりの眼科」へ

当院では白内障の日帰り手術をしています。

日帰り手術後は、目に負担がかかりにくい生活を心がけましょう。

 

手術について気になることや疑問点があるときには、いつでもお気軽にご相談ください。

 

【はりの眼科院長|張野正誉 監修】