逆まつげ(さかまつげ)
逆まつげについて
逆(さか)まつげとは?
以下のことを一般的には「逆まつげ」と呼びます。
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)
まぶたの皮膚が内側に巻き込まれてしまうために、まつげも一緒に巻き込まれて内側(黒目側)を向いてしまう状態のことです。
睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)
まぶたの向きは正常ですが、まつげだけが内向きになってしまう状態のことです。
睫毛乱生(しょうもうらんせい)
一部のまつげだけが内向きに生えてしまう状態のことです。
症状
本来は眼球に触れないように生えているまつげですが、何らかの原因でまつげが眼球(黒目にある角膜)に触れてしまうと、少なからず傷がついてしまいます。傷がつくと、視力が低下したり、光を眩しく感じたり、目やにが出たりします。場合によっては、傷から炎症や細菌感染をおこして黒目が白く濁り、視力が下がることもあります。
治療
子どもの場合、成長と共に自然と治ることも多いです。
大人の場合は、炎症などのまぶたの病気や、まぶたを外側に向かせる筋肉のゆるみなどが原因となっていることがあります。
治療法としては、内向きに生えているまつげを抜いたり、電気分解術やレーザー毛根破壊術(まつげの毛根を電気やレーザーで焼いて、2度と生えてこないようにする手術)など、それぞれの患者様の状態に合わせて行なっております。