2022年12月に大阪で開催された第61回網膜硝子体学会に参加しました。

オプジーボなど抗がん剤の免疫チェックポイント阻害剤が、眼の中の炎症である網膜炎やぶどう膜炎を引き起こす事例が発表されていました。

発症すれば、すぐにステロイド薬での治療が必要です。

患者さんは、がんの治療を行う内科の先生から副作用による視力の低下などの注意を受けていないことが多く、眼科医からの啓蒙が大切だと言われていました。

抗がん剤には、涙があふれる‶流涙”という副作用が起きることもあり、注意を促していきます。