2026年4月、福岡で開催された第130回日本眼科学会総会に現地参加し、その後の動画配信でも引き続き勉強しました。
メインイベントの一つである代議員会指名講演は「小児眼科の進歩」がテーマで、産業医大の近藤寛之先生が、小児の網膜剥離疾患の遺伝子解析や、手術治療法について詳しく述べられました。
小児の網膜疾患は、成人に比べて症例が少なく治療も困難で、視力が低下してしまう症例が多いのが実情です。
白色の瞳孔や斜視などの初期の症状から、早期に目の異常を見つけ、専門医に紹介することが重要だと思いました。
今回、小児の網膜剥離疾患の種類や初期の所見を、改めてよく勉強することができました。
続いての演者は、以前一緒に仕事をしていた大阪大学の福嶋葉子先生で、未熟児網膜症の治療方法が、以前のレーザー光凝固から、大人の加齢黄斑変性にも主に使われている抗VEGF剤の眼内注射に変わったことを述べられました。
体重1000g以下の未熟児の眼はとても小さく、眼底検査が難しいのですが、網膜をスマートフォンで撮影する方法を開発し、ビデオで記録した画像からAIを利用して良い画像を選択する方法の研究結果を報告されました。
小児眼科専門医がいない病院でも、迅速に未熟児網膜症を診断し、治療に結び付けたいという意欲が伝わってくるとても良い講演でした。




