2024年9月、姫路で開催された緑内障学会に参加し、新しい緑内障の治療方法を勉強して来ました。

1つは「選択的経強膜毛様体光凝固術」で、眼内で循環している房水を産生している毛様体の機能をレーザーで低下させ、同時に排出路も拡張させることにより、眼圧を下げる治療です。

長期の効果は定まっていませんが、現時点でわかっている効果など学びました。

もう一つは「プリザーフローマイクロシャント」で、細いパイプのような器具を結膜下から前房内に挿入し、房水を結膜下に流す、新しい濾過手術法です。

この治療方法は習得に時間がかかり、合併症も無くはありませんが、手技を学んで当院でも行う体制を作っていきたいと思いました。