5月18日~19日に大阪で開催された第8回日本視野画像学会学術集会に参加し、国松志保先生の講演を拝聴しました。
日本では、視野が狭くても中心視力が良好であれば、普通運転免許の取得・更新は可能です。しかし、視野欠損により安全確認ができず、事故が起こったと思われる例を経験されたそうです。
まだ研究段階ですが、視野狭窄者の為のドライビングシミュレーターでの検討で、信号や掲示板をみるためには上方視野、右折してくる車には下方視野が重要で、左右からの飛び出しには中心10°~15°の視野が重要とのことでした。
視野障害のある患者さんには、視野のどのあたりが欠損しているかを詳しく説明し、運転をされる場合の適切なアドバイスを行っていきたいと思います。